花火の上がる日には川の近くまで足を揃えて出かけて行った。空に火花が散り始めた頃、赤く膨らんだ月を気にしながらチヂミを頬張った。小さくて細いこの目には七色が焼きついたままで亜熱帯の夢をむさぼり食った。
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。