夜風レコード〜窓を叩くノイズ

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ホイコーロー♪


明日は朝から健康診断なので、今日は9時までに晩飯を食わねばならない。と、8時30分に会社を出たオレはさんざん迷ったあげく、駅前のそば屋でカツ丼を食おうと歩き出した途端、別の選択肢を思いついて、自分を誉めてあげたくなった。その選択肢とは、えぞ松のホイコーロー定食だ。


決して「いい感じ」などではない、下町のくたびれたラーメン屋だが、割と繁盛している。この店は一人前の量がたまらなく多い。大盛というよりは、しっかり二人前だ。いやそれ以上かも。で、味はどうかというと、正直、並みだ。いやそれ以下かもしれない。しかし、たまらなくダイナミックな大盛加減に、ついつい店に向いてしまうのだ。


そして、この店のいち押しが、ホイコーロー定食だ。でかい皿に飯とホイコーローが一緒に盛りつけてある。いわゆるワンプレートだ(笑)。初めて見たときに、その乱暴さに驚き、そしてときめいた。何が何でも食ってやりたい。なに、量が多いといっても、一応一人前なのだ。そして食べ始める。肉は一切れがでかくて、噛みごたえがある。かなり入っていて、肉好きにはたまらない。油っこいが、キャベツもこれでもかと入っていて、バランスがいい(ような気もする)。食ってくうちにだんだんあごがくたびれてきて、また単調な味に、半分くらい進んだ頃、ちょっぴり後悔する。しかし、頑張って完食すると、男としての達成感、満足感に浸れるのだ。


とはいっても、実は店に入るのは数年ぶり。なんとなく、頭から離れていた。だもんで、突然思い出した自分を誉めてあげたくなったという訳。


ひさしぶりのホイコーローは相変わらずの乱暴な盛り加減で、相変わらずの単調な味で(いや、不味くはないよ。美味いす)、口の中を火傷しながら、米粒も残さず完食。ん〜、胃が苦しい。苦しくて満足。だって予想どおりだもん。この苦しいほどの満腹感に、男としての達成感を感じるのです。ね、共感するでしょ?しない?そう?


しかしほんとに人気があります、ホイコーロー。現に、今日も食ってる最中、店に入ってくる男たちはみな「ホイコーロー定食!」って頼んでたぜ、男らしく。


ともかく、なんとか9時に飯を食い終わって、明日は健康診断。胃〜ちゃん、しっかり消化してくらさいね♪