夜風レコード〜窓を叩くノイズ

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映画「この世界の片隅に」♪(なんとも文章がヘタなので長くなっちまいましたが…。)

実写もそうだけど、アニメーションはタイミング(間)の好みが、作品と自分とで違和感があると、その世界に入っていきづらいものだと思う。まして原作(更にまして漫画)に思い入れがあると、なおさらその差が気にかかる。
実は見始めてしばらくはそんなことばかり考えてしまってた。つまり違ったのである、タイミングが。
カゴに落ちるタイミング、泥まみれの顔出しのタイミング、お嫁に欲しいと呼ばれた頬色のタイミングなどなど。
それにページをめくるタイミングを自分で決められる漫画と(読者の数だけある)、決められた時間で運ばれる映画とは違って当然だし、効果的に伏線が張られたエピソードでは気になるページに何度でも戻って見返せる漫画とじゃ、見せ方が違って当たり前と、分かっちゃいるけども。
原作にあるシーンはどうしても較べてしまってた。ちょっと観るのに、構えすぎてたかも(^^;)。

だけど原作にないオリジナルのシーンはとてもよくって、また後半に向かってのテンポと絵作りには引き込まれていった。それは動画ならでは(音声含)のものとして、素直に感動していた。
と同時に原作を知ってるだけに、もうこの先を観たくない!と目をそらしたくもなったりした。
そして、晴美さんと右手を失ったあとの、フィルムに引っ掻いたような、線香花火のような絵のシーン。とってもやさしく、胸にささってきた。

なんともやっかいで素敵な映画だな(苦笑)。

音楽でいえば、大和が出てくるシーンの音楽には違和感。病院でのジャズにはニンマリ。
始まって間もなくとエンディングのコトリンゴさんの歌声にはずいぶんヤラレタ。これは泣きます(^_^;)!

ほか気になったと言えば、斜面にある畑のシーンがいくつかあったけど、人物にあたる影(日の当たる方向)が、カットごとに違く見えたのが気になった(思い過ごしかも)。それに、りんさんとのエピソード。あと15分長ければ、もっと入れられただろうか。

いろいろ書いたけど、子供と一緒にこの映画を観られたのはとても良かったなと思った。監督の片渕須直さんの作品は見た事無いが、他の作品も見てみようかな(宮崎版のホームズは何度も見てるけどw(たしか脚本))。

最後に、のんさんとても良かった。まったくもって「のんさん」だったけど(^^)。

ああ、つたない文章だ。まったくもって…。

そうだ! エンドクレジットで大塚康生って出てたけど、あの大塚さんなのかなぁ?同姓同名の違う人?