夜風レコード〜窓を叩くノイズ

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ぶたにまつわるはなし

先日、次のようなメールが来た。

「突然のメールを失礼いたします。
実は、ここ数ヶ月、ある曲を探していました。 それは、
「ぶたが逃げた」です。
メルマガ読者の皆様にも協力していただいて やっと、ナカムラ様のHPにたどり着きました。
メルマガ読者様に ナカムラ様にとって思い出深い曲だとお伺いしました。
実は、私にとってもとても大切な曲でした。」

で、以下は彼のHPのプロフィールより。

「…母が聞かせてくれた子守唄代わりの童謡の中に、いまだに頭にこびりついてはなれない曲があります。
"ブタがにげた〜ブタがにげた〜こぶたが逃げた〜。
"そんな歌詞の、題名も知らない童謡ですが、聞かせていた母自身も覚えていない。私と姉だけが覚えている母との思い出の曲です。…」

んで、できれば音源を手に入れたいとのこと。
優しい私(?)は、さっそく音源をMP3にして、送信しました。
で、その返事。

「感激です。 ありがとうございます。
受信トレイのナカムラ様のお名前と添付ファイルのクリップマークをみて体が震えました。

あぁ。これです。この歌です。
フルコーラスで聞いてみていろんなことが思い出されました。

父は、このブックのソング全部をオープンリールにダビングして私たちに聞かせていたこと。
「ぶたが逃げた」の最後でテープが切れてエンディングの記憶があいまいだった事。(エンディングといっても短いですが。)

それから、歌詞の記憶もところどころ間違っていました。
あれだけ鮮明に覚えていると思っていたのですが、やはり、私の記憶はあいまいだったようです。
でも、当時住んでいた家の間取りや、なくなった父のことや、今はバラバラに過ごす家族の事が思い出されて胸が熱くなりました。」

……どうでしょう。人に歴史アリ。

「オープンリール」っつうのも、懐かしい響きだあね。

それにしても、「ドレミファブック」や「ブタが泣いた」に影響を受けている人は、日本中にいるみたい。
検索したら、結構でてくるね。ふむふむ。

ええ話やなあ……。