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今夜あたりは春の夜風をマフラー忘れた首に巻き付け
薄黄色したまあるい月を映した小さな灯りがともる部屋に
この星の昼間の温もりをまだ覚えていそうな小石を拾って
キッス 君んちの窓に
月に照らされた紅い頬は寒さのせいなのか走ったせいなのか
だらしなく開いた口から立ち上る蒸気は寒さのせいなのか高ぶる胸抑えきれぬゆえなのか
街灯のある数だけ星が見えなくなるなんて
子供みたいなことはもう言わないけれど
昔あんなに流れていた天の川が
今じゃどこにも見つけられない哀しい自分の瞳に
キッス
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スケッチです。
こおゆうのが携帯にいくつかメモしてあって、
忘れた頃に引っぱり出す。
この、忘れた頃ってゆうのが、
作ったときの「作為」がなくなって、
いいんじゃないかと思うときもあります。
このうたも、また忘れた頃に、カタチになるかなぁ〜。
