初めて亀を飼ったのは、前の会社にいた頃。写植のおばさんが、「子供が石神井公園で釣ってきた亀、飼わない？」といったので、「うん。」といったら、なんと大中小３匹も持ってきやがった！
小さいのは８ｃｍくらいで、大きいのは２５ｃｍもあった。バケツに入れて持って帰った（電車に乗って！）が、とても飼いきれないと、大きいのはアパートの近くの江戸川に離した。で、中と小を、タライで飼った。フリーズドライの「カメのエサ」以外にもササミや豚コマなどを小さくちぎってあげた。バクバク食った。
２〜３年いたかなあ。どうも日当たりが良くなかったからか、まず中が死んだ。ある日、手足首を引っ込めたまま、固まっていた。ガメラが空を飛ぶときの格好だ。可哀想なことをした。死んだ亀は、江戸川に投げ入れた。水葬だ。
小さい方の亀をコートのポケットに入れて、その頃の会社に連れていったことがある。会社の女の子に、「名前なんですか？」と聞かれた。「亀…」。亀に名前つけるのか？ 関係ないけど小山田圭吾って亀に似てないか？
机の上で飼っていたのだが、ある日帰ると、タライから脱走して、いない。どうにも見つからず？？？？だったのだが、夜中にガサゴソ音がする。冷蔵庫の裏に挟まっていた。
で、その亀はそれから１年後くらいに死んだ。目に病気をもって（目が開かなくなった。栄養がたりなかったか？）、子供用の栄養ドリンクをスポイトであげたりしてた（本に載ってた）のだが…、ある日、固まってた。こちらは、手足首をだらんと出したままだった。可哀想なことをした。やはり江戸川に投げた。
それから今の奥さんと付き合ってから、彼女が亀を飼った。ゼニガメという、マッチ箱くらいの小さな亀だ。たしか、池袋東武か西武の屋上だった。
ゼニガメって、そういう種類の、ずっと小さな亀かと思ってたら、実はクサガメという種類で、小さいのをゼニガメと呼んでいるだけらしい。みるみる大きくなり、９年くらい経ったかな、今、甲羅だけで２２ｃｍくらいある。でかっ！ ちなみに名前は「メン」ちゃんだ。
以前は部屋の中で飼っていたが、子供が産まれてからは、ベランダに追いやられている。カラスなんかにつつかれないかなあ、と心配したが、カラスにつつかれたのは、オレの方だった。子供に見られていて、「とーちゃんの頭に、カラス、かーかーって！」と楽しそうに、しばらくは何度も言われた。
亀は万年生きるという。元気に育てて、曾孫の代までも受け継いでもらいたいものだ。
