夜は月明かりだけが頼りの この辺りじゃ 道はあってもないようなもの
風に押されながら 家を探していた
さっきから泣いているような声は 知らず口ずさんでいた 君が残した歌だ
こうして 歩き続けても 家はみつからない
いつか月を見上げながら 草に沈んでいくんだ
今夜も
肩が痛くて
首は回らない
背中は固い鉄板のようで
靴をぬいでも 足は重たいまま
やっとのことで横になっても 誰かが声を荒げてけっ飛ばすんだ
肩が痛くて
首は回らない
背中は固い鉄板のようで
靴をぬいでも 足は重たいまま
土の冷たさが体を被う 風に押されても びくともしない
やっと見つけたドアの前で ズボンをまさぐった 鍵を落としたみたいなんだ
※メモです。