夜風レコード〜窓を叩くノイズ

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12/14「はっぴいえんどマスターピース」試聴会♪(長い)

何の気なしに抽選に応募したら、当たってしまったのねんのねん。年末に発売される「はっぴいえんどスターピース」の試聴会!

前日にしっかり行き方を調べて、でも方向音痴なオレですから余裕をもって早めに家を出て、30分ほど早く着いた、場所はポニーキャニオン内のイベントスペース。
そうそう、その手前の信号で、ニット帽をかぶったオシャレなおじいさん発見。「小倉エージ氏だっ!」試聴会でトークをされるのだ。「何階に行けばいいの?」なんて電話してる、まちがいない!「小倉エージさんですよね!試聴会楽しみですぅ、握手してくださいっ!」…などと言える訳も無く、熱いまなざしで見送る…。

近くのコンビニでコーヒーとアメリカンドッグで腹を満たし、いよいよ会場へ。100人以上いたんじゃないかな?老若男女の人の列。メールの整理番号順に入って行く。イベントスペースのほぼ真ん中あたりに座って開演を待つ。みんな写真撮ってるな〜。オレはミーハーじゃないから撮らないもんね(つか、撮るにもケータイも無いし…)。

客入れもすんで、いよいよ始まり!進行の方の挨拶の後、小倉エージ氏登場。今回の「はっぴいえんどスターピース」は、1stと2ndのリマスターCD&アナログ、それとハイレゾのDLカードともろもろ資料。ってわけで、その頃のスライド写真などを見ながら貴重な話を伺う。なにぶん古い話なので、大瀧さんや細野さんの記憶と小倉さんの記憶が一致しないこともあるとか。でもそれが今回のハイレゾを聴くことで明らかになるんでないかと期待している、とかとかetc。
と実はこの日サプライズゲストが予定されていたが、大雪で東京に戻れないということで残念ながらゲストなし。その方は誰あろう佐野史郎氏!うっわ〜残念すぎる。生「ええどええど〜」が聴けたかもしれないのに…(それは冗談)。

で、いよいよ試聴。まずは「春よ来い」をCD、アナログ、ハイレゾと聴き比べ。音の良さはもちろんだが、大音量ではっぴいえんどの音源を聴くことがまず無いので、それだけでう〜ん満足。それぞれの感想はCDは確かにクリアで素晴らしいが、その後のアナログのやわらか感(?)がいい!でハイレゾはCDよりさらに解像度が高いって感じ、かくれてた音が聞こえる感じ。
楽曲を楽しむならアナログ、研究したいときにはハイレゾって感じかな、ワタクシ的には。ただ、再生環境でどうなるか、我が家で同じ感動が得られるかは解りません…。

このあとも「12月の雨の日」「風をあつめて」「いらいら」など数曲を音源を選びながら試聴。小倉氏のコメントを挟みつつ1時間ほどで会を終えた。途中、小倉氏が「大瀧君にハイレゾを聴かせたかった…」ってちょっと声を詰まらせてて、ジーンとしてしまった。
また、ステレオ音源をあえてモノラルで聴くことによって左右の広がりが縦の奥行きの層になって、また違う楽しみ方ができる、なんて話も面白かった。
あと会が終わる直前に、「はっぴいえんどと関係なくはないんだけど…」とクラウンレコードから出るムーンライダーズのレア音源集CDを取り出す小倉氏。(思わず会場から拍手が!…約一名…えっと、ワタシです…w)「僕がムーンライダーズをバックに歌ってる音源が入ってるんで♪」と宣伝していた。よそのレコード会社なのにね(^^)。

なかなかに貴重な体験の帰り道、ipodはっぴいえんどを聴きながら「う〜ん、やっぱ全然違う…。でもこれはこれでね、聞き慣れてるし。これで我慢しよっ…」と現実に立ち向かう決意をしながら地元の投票所へ向かう、夜風レコードであった…♪(買わねえんかいっ)

なんだか長くなってしまった。ここまで読んでくれた方、ご苦労様でしたm(_ _)m

ちなみにこちらはポニーキャニオンのHP、当日の記事。http://news.ponycanyon.co.jp/2014/12/2335