夜風レコード〜窓を叩くノイズ

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上京20年

 東京へ出てきて、今日で丸20年。そろそろ、「青春」などといいながら振り返ってみたりなんかできる程、東京に長居してしまいました。「長居」って言い方は変ですか。
 なんで「東京」なのか。それは「東京」だから、としか言いようがない。一応、アニメーションを仕事にできたら、と上京してきたわけですが、どこまで本気だったかも今となっては「?」ですね。やっぱ、憧れだったんでしょうか、「東京」。ドラマ「俺たちの旅」であるとか、拓郎の「高円寺」であるとか。はたまた、「ここではないどこかへ」という心境でもあったんだろうと思うね。
 しかし、ここまで「長居」してしまったのは、ここで、「唄」を始めたことが、大きかったんだと思う。「唄」う「仲間」が「ここに居た」ってことが、20年暮らし続けることができた理由だろう。その「仲間」も、始めた頃と今とでは、変わってしまったりしているのだが、学生「気分」が抜けない最初の10年(そんなに長く抜けなかったのか? うん)と、その後の「暮らし」をメインに据えたうえでの活動をしてきた10年とで、それは分けられるのだ。良くも悪くも。
 それは、仲井戸“CHABO”麗市の「古井戸」での10年、「RCサクセション」での10年のように…(本当か?)。そして、その後ソロになりまもなく10年になろうとしているのだが、じゃあ、私のこれからは、「気分」や「暮らし」からの脱出であり、ソロ活動が始まるっていう事なのか? なんだ、この例えは? 自分でも意味不明。それこそ「気分」だ。ま、いいや。
 実際、しかし「20年」よりは、福岡で過ごしたのと同じ18年間を、東京でも過ごしきった「18年目」のほうがしみじみしましたね。それと、これから2年後に訪れる「40歳」という数字のほうが、ちょっとのしかかるものが「HEAVY」かな。そういう意味では20年っつうのは「何気に過ぎゆく」って感じですか。そうして日々生活をこなしていくのであります。
 おお、どう、まとめようか。まとめようもないか。あと10年経てば、まとまるかな。じゃ、そゆことで。
 P.S 「俺たちの旅」とか「高円寺」とか言ったわりには、最初に暮らし始めたのは「小岩」でした。I love 「小岩」…。