夜風レコード〜窓を叩くノイズ

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春のめざめ

ごぶさたなので、これまでのメモ。

3/15 御徒町Fでマイミクのiwaさんのライブ。が、仕事がなかなか終わらず、結局いつも通り、後半のみの鑑賞。風邪っぴきだったようだけど、もうすっかり落ち着いたステージング。iwaさん目当てのお客も多く、うらやますい。空きっ腹だったせいか、いつもより酒がよくまわり、いい調子で帰る頃の記憶ナシ。どうやって来たのか、気がつくと上板橋で、家まで歩こうと思うが、あまりに寒くて、タクシーを拾う。

3/16 急に仕事が落ち着き、余裕がでる。友人のライブだったが、金欠気味なのでパスって帰宅。トッシーの一番上の姉夫婦が遊びに来てて、そこそこ呑むが、眠くて0時頃にはベッドへ。

3/17 仕事。急ぎの仕事がないとゆうことで「今日は早く終ろうか」と社長が言って、13時過ぎに終わる。
さて、せっかくなのでと午前中に調べた情報で、まず歩いて九段下の「昭和館」へ。ここで「手塚治虫の漫画の原点」つうのを見る。無料(!)。第二次大戦が及ぼした手塚の漫画への影響云々が主な内容。直筆原稿もあって、興味深かった。初期の丁寧な線と、アトム中期(?)の雑な線とか。
でもやっぱり、どうしようもない悲劇性をおびたストーリーが、まさに手塚ちっく。断片を読むだけでも、引き込まれる。改めて読みたくなる。
その後、映像資料室で「くもとちゅうりっぷ」なんぞ見る。すばらし。

その後、地下鉄で渋谷に出て道玄坂を登り、シネマ・アンジェリカで「春のめざめ/岸辺のふたり」を見る。ジブリ配給のフランスの短編アニメ。「春のめざめ」はその技法が独特で、詳しくはHPへ。
http://www.ghibli-museum.jp/mezame/top.html
全45分間、1000円でこの内容は、アニメーションに興味のある人なら是非行くべし。この映画館も大きくはないけど、やっぱりスクリーンで見る絵はいいなぁ。
映画の感想は、お尻の方に。これから見るかもしれない人は、へんな先入観を持たないように、読まない方がいいです。。

で、帰宅。降って湧いた、充実した土曜の夜ですた。

3/18 んー。昼過ぎまで寝て、午後、買い物へ。夕方、ちょっとギター鳴らす。木曜日のライブ、なにやろーか。今だ未定なり。。。(>_<)






















さて、感想。
「春のめざめ」。詳しい内容は書かないが、む〜、エロい(笑)。んで、笑えた。そして、暗い。グロテスクでさえある。16歳の少年の、ピュアな欲望と切なさ。無力さ。幻想。夢かうつつかという表現に、この技巧はとても合っていると思った。光がキレイだったな。

岸辺のふたり」も8分の作品ながら、実は「春のめざめ」よりもコチラの方が、面白かった。というか、切ない。シンプルな線ながら、動きのこまやかさ、タイミングが生理に合った。

どちらの作品も、かくかくしかじか、これこれこうですよ、と全てを説明しているわけではないのだが、分からない部分がまた、いい感じのトーンだなーと、嫌いではない居心地の悪さで、好きです。男と女とでは、受ける印象も違うかもナー、む〜ん。

ギブリーズ」なんかも、技法的には、こっち路線だよな。ギャグじゃなく、もっと魅せる作品として、こういうのも作っていってほしいかな。日本のマーケットじゃ辛いのか?

そのうちDVDもでるらしいが、映画館で1000円ですよ。仕事帰りに、ちょいといかがでしょうか(^.^)