夜風レコード〜窓を叩くノイズ

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らいなーのーと、にかえて。その1

発表からひと月、たくさんの人に「ふぁーすとあるばむ」を手にしていただき、聴いていただき、まことにありがとうございます!

昔から多重録音は好きで、高校の頃は2台のテレコを使ってYMOをやったり♪(youtubeにアップ済
上京後、4trのカセットテープMTRとドラムマシンを手に入れて、西小岩の6畳間のアパートでコツコツ多重録音を始めたのは20代前半だっけ? それからなんやかやと作り続けて(のちに8trMTR購入)、24〜28歳までで合計5本のデモアルバムを制作(一部youtubeにアップ済)。
30代に入りコンピューターを手に入れ打ち込みを始めるも、なんかうまくゆかなーい。曲もあんまりできなーい。なんか眠ーい。。。そーこーするうちに、あっとゆー間に時は過ぎ、40代に突入。ライブは増えたけど宅録からは遠ざかってた。

2011年3月11日、東日本大震災。もやもやと渦巻く想いでできあがった歌があった。
当時出演していたライブ居酒屋「御徒町ダイニングバーF」の出演者有志でチャリティーCDを作ろうという話が持ち上がり、参加すべくその歌「風呂に入ろう」を録音(youtubeにアップ済。しつこい?)。
そのあたりからまたボチボチ宅録を再開。めげたり、くじけたりを経て50代に突入。
で、まあとにかく、やっとこ1枚発表させていただいた訳です!

さて、溢れんばかりのいい訳をグッと飲み込んで、ここに軽く収録曲の解説なんぞを。
未聴のかたは聴く前に読むもよし、聴いた後に読むもよし。まあ、たいした内容じゃあございません。(曲名あとの( )は歌が出来た年)

1.空想のビアホール(2006)
御徒町Fでライブを始めて、オープニングに歌う、勢いのあるマイナー調の曲が欲しい、と作った歌。
Fでは2回目から、ほぼ毎回1曲目に歌ってた。いまでもよく歌う、挨拶代わりによい(?)曲。
当時首ったけだった某女性シンガーを妄想して詞を書いたっけ(^^)。

2.毎日ボクのそばにいて(2010)
Dave Clark FiveのBecauseみたいな曲が作りたい、と書いた曲。
何年か経って、メロディーがTULIPの 「銀の指輪」の間奏にクリソツだったことに気づく…(汗)。
試し取りのつもりだったギター、歌、コーラス(思いつき)をまんま使用(めんどくさがり)。ベース入れる気まんまんだったが、いらないかな?と止めた。ドラムのパターンはThe BeatlesのMr. Moonlightをなんとなく参考にした。

3.迷惑な人(2016)
ん〜、「恋」という単語を使ったのは初めてかも知れない、と思ってたら結構頻繁に使ってた(^^;)。「釣り堀」という単語を使ったのは初めてだな、うん。
7曲目の「冬のコート」と同時期にできた、シングルならこっちがA面で、あっちがB面かな? そして珍しくどちらも昼間の歌だったりする。
あるばむ中、唯一全編手弾きベース。ベースのフレーズ考えたり、弾いたりするのはけっこう好き♪

4.春の夜のキッス(2007)
お分かりのように、Erik SatieのGymnopédie No.1のあたまの部分をモチーフ(パクリ?)にした曲。
しかし実は、それよりも古井戸の「ポスターカラー」のD6〜G6の進行をひっくり返して弾いてて思いついた。
当時のライブイベント「叙情歌の夜」で初お披露目。
「夜風レコード」ってえ名前なので、「夜風」ってちょっと照れて歌いづらい(自意識過剰)。

5.レコードと君(2014)
詞ができて、何度か曲を書いては止めて、煮詰まったすえ「あ、ボサノバ」と思って、かの曲を聴いたらまんま影響されたという…。
曲ができたときにYoutubeにあげたが、今回録りなおし。リードギターを入れたかったが、結局、鉄琴(?)を一音入れるに留まった。

アナログならここまでがA面かしら?(その2につづく)